東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

議長選、99回で決着 沖縄・与那国町 少数派回避で辞退者続出

31日、議長選で当選を受諾し、あいさつを述べる前西原武三氏(右)

写真

 日本最西端の沖縄県・与那国島の与那国町議会(定数一〇)は三十一日、九月の町議選後、繰り返してきた議長選を改めて行い、与党側の議員が議長に当選し、就任した。九十九回目で決着となった。議長選の混乱で議案審議に入れず、町民からは「島の恥だ」といった批判が出ていた。

 町議選では与党側五人、野党側五人が当選し、定例町議会は九月二十八日に開会。議長選では与野党議員がそれぞれ対立陣営の一人に投票し、五票ずつを得た二人のうち、くじ引きで当選した議員が辞退を続けてきた。与野党同数で議長を出すと採決で少数派になってしまうのが理由だ。

 与党側はこれまで、外間(ほかま)守吉町長が教育長人事案を議会の議決を経ない専決処分することが議長を引き受ける条件と主張。しかし、県が疑問視する見解を示したことを受け、現時点での専決処分は困難と判断したことなどから、議長を出すことを決めた。

 教育長人事案は、改選前の町議会で三回提案され、野党の反対多数で否決されていた。

 議員全員の十票を得て議長となった前西原武三氏は議場で「議長選を重ねることで、ますます混乱を招きかねないとの思いから苦渋の決断をした」と話した。

 町には、町民らから「何してるんだ」「議長も決められないなら解散して選挙をやり直せ」といった批判が寄せられていた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報