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【社会】

北海道地震3カ月、年越し前 避難区切り むかわ36人、年内に仮設入居へ

41人が犠牲になった北海道地震発生から3カ月となった厚真町で、仮設住宅から学校に向かう小学生。この日、朝の気温は氷点下2度を下回った=6日午前 

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 四十一人が犠牲になった北海道の地震は、六日で発生から三カ月となった。震度7を観測した厚真(あつま)町などでは応急仮設住宅の整備が進み、同町は六日午後にも全ての避難所を閉じる。むかわ町に残っている避難者三十六人も今月下旬に仮設住宅へ移る見通しで、被災者の避難生活は年越しを前に一区切りとなる。

 冷え込みは徐々に厳しくなり、厚真町では六日朝の気温が氷点下二度を下回った。同町幌内地区の末政久美子さん(80)は、仮設住宅に入居して一カ月たち、新しい生活に慣れてきたという。「近所の人との付き合いもできた。頑張っていかなければ」と話し、大みそかに孫が遊びに来ることを楽しみにしている。

 土砂崩れで三十六人が亡くなった厚真町では、被災現場で手を合わせる人もいた。町内の農業男性(50)は「復興の道筋は見えてきたが、命を奪われた悲しみは今もこみ上げてくる」と語った。

 町役場前では正午のサイレンに合わせて職員らが黙とうをささげた。

 道は、厚真町と隣接する安平(あびら)町、むかわ町に、断熱材を分厚くした「寒冷地仕様」の仮設住宅計二百三十三戸を整備。プレハブ型の二百八戸は十一月以降順次入居が始まり、二十五戸はトレーラーハウスなどを活用した。

 厚真町ではインフラの復旧が進み、道路の土砂が撤去されて通行止めはほぼなくなった。一時千人以上いた避難者は五日夜現在で十七人まで減り、六日中に仮設住宅に移る。町は被災者の意向を調査し、災害公営住宅の建設も検討する。

 むかわ町では、寮が被災した鵡川(むかわ)高野球部員ら三十六人が町内の合宿施設に身を寄せている。

 

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