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【社会】

制止振り切りあおり 被告の車 同乗女性証言 東名事故公判

 神奈川県大井町の東名高速道路で昨年六月、あおり運転を受けて停止させられたワゴン車に大型トラックが追突し夫婦が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪に問われた石橋和歩被告(26)の裁判員裁判が七日、横浜地裁(深沢茂之裁判長)で開かれた。車に同乗していた元交際相手の女性が証人尋問で、石橋被告は制止を振り切ってあおり運転を続けたと証言した。

 証言によると、石橋被告は、現場直前のパーキングエリア(PA)で萩山嘉久(よしひさ)さん=当時(45)=に駐車位置を注意され、萩山さんらが乗ったワゴン車を追跡。女性が「くだらん。何回同じことするの」と注意しても耳を貸さず、あおり運転を続け、追い越し車線に停車させた。その後、萩山さんを車外に引きずり出そうとしたため「子どもがいるからやめて」と言うと、石橋被告は萩山さんの胸ぐらをつかんでいた手を離したという。

 昨年、十回以上の交通トラブルを起こしたといい、女性はPAで注意を受けた際、「怒るだろうと思った」と振り返った。女性が泣きながら「罪をちゃんと償って、二度とこんなことをしないでほしい」と語り掛けると、石橋被告も涙を浮かべながら耳を傾けた。

 女性は事故で負傷し入院。昨年七月、退院したことを電話で伝えると、石橋被告が「お父さんとお母さんを子どもから奪ってしまって申し訳ない」と話したことも明らかにした。

 

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