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【社会】

駆けっこでつながる 末続選手、地元・平塚で年齢・経験不問のクラブ設立

ランニングクラブ設立のプレイベントで、走りながらマイクで参加者に語りかける末続選手(中央)=神奈川県平塚市で

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 二〇〇八年北京五輪の陸上男子400メートルリレー銀メダリストの末続慎吾選手(38)が「世代を超えて、走ることでつながる」をテーマにランニングクラブをつくった。全国に支部を置く構想で、最初の支部を自宅のある神奈川県平塚市に設立。二十七日に一回目の教室を開く。「走るって楽しい、みんな仲良くなれるんだということを伝えたい」と語る。 (吉岡潤)

 クラブの名は「イーグルラン・ランニング・コミュニティー」。会員制の教室で、年齢や競技経験は不問。勝負にはとらわれない。「速く走りたい、仲間をつくりたい、自分を変えたい、それぞれ目的は何でもいい。自分の走りを見つける場所にしてほしい」という理念を掲げる。

 末続選手は同市にキャンパスがある東海大の出身。〇三年世界選手権の200メートルで、日本選手初の銅メダルを獲得した。五輪に三大会連続出場するなど日本短距離のエースとして活躍。しかし、心身の疲労が重なり、北京五輪後に約三年間、休養した。

 復帰後は「走る楽しさ」を求めながら選手生活を続けている。各地で幅広い世代の競技者、愛好家と交流する中で「みんなで一緒に走りたい。駆けっこで地域をつなげられないか」とクラブ設立を思い付いた。

 二十日に同市の「Shonan BMWスタジアム平塚」で開いたプレイベントには、二〜八十四歳の約百人が県内外から集まった。

 茅ケ崎市の高校二年、猪爪(いのつめ)多香美さん(17)は陸上部。「普段やらないような動きを教えてもらって面白かった」。陸上競技とは縁がなかったという平塚市の自営業、吉井純さん(36)は長男の煌大(こうだい)君(6つ)と一緒に参加。「息子が走るのが好きで。楽しい」と笑った。

 子どもを抱いて走る父親の姿も。末続選手は「自分で走らなくても、リズムだけ感じてもらえればいいからって話していた。すてきな駆けっこだなと思った」と目を細めた。

 現在、平塚支部の会員を募集中。指導は週二回で、プロ野球選手やJリーガーらも教えてきた筑波大出身の荒川優(ゆう)さん(29)がコーチを務め、末続選手も時折参加する。入会金三千円のほか、会費や施設利用料が必要。申し込みはクラブのホームページから。クラブ名で検索できる。

 

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