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【政治】

首相「改憲を参院選争点に」 民・共が阻止へ共闘模索 公明「議論まず国会で」

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 通常国会が四日、召集された。安倍晋三首相は年頭の記者会見に臨み、今夏の参院選で改憲を争点にする考えを表明した。対する民主党や共産党は、改憲勢力が衆院に加え参院で三分の二を占め、改憲発議が可能になることを阻止するため、野党統一候補の擁立を進める方針だ。 

 首相は記者会見で、参院選に向け「憲法改正はしっかり訴えていく。国民的議論を深めていきたい」と改憲への意欲を示した。

 公明党の山口那津男代表は「国民に具体的な改憲項目の問い掛けをするには至っていない。国会で議論を深めていくことが大事だ」と記者団に述べ、争点化に慎重な姿勢を見せた。

 民主党の枝野幸男幹事長は、違憲の疑いが指摘された安全保障関連法の成立強行を念頭に「改憲を言う前に立憲主義を守れ、自分で憲法を守らず、何を言っているんだという話だ」と記者団に指摘した。民主党は安倍政権下での改憲発議には反対する方針だ。

 共産党の志位和夫委員長は記者会見で、自民党が目指す緊急事態条項の新設を挙げ「戒厳令に等しい強大な権限を首相が握ることになる。絶対に許さないことが大事だ」と批判した。

 おおさか維新の会の馬場伸幸幹事長は「首相が改憲を目指すのであれば、全面協力する」と述べた。

 六日の衆院本会議での各党代表質問を皮切りに、参院選をにらんだ与野党の論戦が本格化する。憲法問題のほか、三月末までに施行される安保法や消費税への軽減税率導入、環太平洋連携協定(TPP)が焦点になる。会期は六月一日までの百五十間。四日召集は国会法で一月召集が定められた一九九二年以降で最も早い。 (宮尾幹成)

 

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