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【政治】

丸川環境相「根拠ない」発言 国会でも撤回、陳謝

 丸川珠代環境相は十五日の衆院予算委員会で、東京電力福島第一原発事故を受け国が定めた除染の長期目標を「何の根拠もない」と発言したことについて「表現ぶりが適切でなく、大変申し訳ない」と、あらためて撤回、陳謝した。

 丸川氏は七日、長野県松本市で講演した際に「『反放射能派』というと変だが、どれだけ(年間被ばく線量を)下げても心配だと言う人は世の中にいる。そういう人たちがわあわあ騒いだ中で何の科学的根拠もなく、時の環境相が一ミリシーベルトまで下げると急に言った」などと発言。九、十両日の衆院予算委では発言を撤回しなかったが、十二日の記者会見で「福島に関連する発言は全て撤回する」と表明していた。

 丸川氏は反放射能派との表現についても「少なくとも福島で被災し放射能に不安を抱いている方について言ったわけではない。リスクがゼロでなければ受け入れられない方もいることをイメージして言った」と釈明した。

 安倍晋三首相は放送法が定める政治的公平性について、十二日に示した政府統一見解に基づき「(放送事業者の)番組全体を判断する際に、一つ一つの番組を見て全体を判断することになるのは当然だ」と強調した。

 高市早苗総務相は「一つ一つを見なければ全体の判断もできない。個別事案は必要に応じて放送事業者からの事実関係を含めた報告を踏まえ、番組全体を見て必要な対応をする」と説明した。

 高市氏が八日の予算委で「一つの番組でも極端な場合は、政治的に公平を確保しているとは認められない」と答弁。政府統一見解では高市氏の答弁を一般論とし「一つの番組ではなく番組全体を見て判断するとの従来の解釈に何ら変更はない」としていた。 (古田哲也)

 

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