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【政治】

<都知事選>築地市場 豊洲移転あと3カ月

建設が進む豊洲新市場。11月7日に開場が迫っている=22日、東京都江東区で、本社ヘリ「まなづる」から

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 十一月七日に開場が迫る新たな東京の台所、豊洲新市場(江東区)への移転について、都知事選(三十一日投開票)の主要候補者の主張が割れている。築地市場(中央区)からの移転時期が年末の繁忙期に近いことや、新市場の土壌汚染対策への不安から、移転の先送りに言及する候補者がいる一方、延期で多大な損害が出るとして予定通り進めるべきだとの意見も。候補者らは現場を視察するなどして対策を探っている。 (都知事選取材班)

 「市場の場内と場外、新市場に移る人と移らない人のように分断され、不信感を募らせている。だから、いったん立ち止まることが重要だと思う」。二十二日に築地の場外市場を視察した小池百合子さん(64)は、記者団にそう語った。

 移転時期については、東京五輪・パラリンピックに向けた「環状2号」の建設計画を踏まえ、「道路建設も待ったなしなので、おしりが決まっているのも理解しつつ、皆さんが納得する解決策を見つけたい」とも述べた。

 鳥越俊太郎さん(76)は、テレビ番組での討論で「反対する仲買人の人たちに耳を傾けて、問題があるんだったら中断も、先延ばしもありうる。じっくり話を聞いた上での判断になると思う」と語った。

 東京都が運営する新市場の用地は、もとは都市ガスの製造工場があり、土壌や地下水の汚染が判明。このため、都は二〇一四年まで約八百億円を投じて汚染対策工事を実施し、「市場用地の安全性が確認できた」と説明している。

 鳥越さんは、汚染問題への不安を口にする関係業者もいることから「知事になったら、本当に土壌汚染があるのかどうか確かめる」と説明。二十二日には「(移転手続きを)一時的に止めることは検討しても、すぐに白紙にするわけではない」とも述べている。

 増田寛也(ひろや)さん(64)は、取材に「十一月の豊洲移転に賛成。既に施設が完成し、市場業者は移転準備を進めており、十一月の移転が中止・延期された場合、営業面で多大な損失を与えてしまう」と語った。

 「老朽化が著しい築地市場で商売を継続するのはもはや限界」とも説明。知事に就任したら現場を視察し、状況を確認する考えを示した上で「市場にとって食の安全は何よりも重要。都民に十分に説明し、理解を得ていくことが大切だ」と話している。

 

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