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【政治】

衆院東京10区 出馬意向の若狭氏に厳重注意処分 自民、分裂回避を模索

自民党の二階幹事長との会談後、報道陣の質問に答える若狭勝衆院議員=6日午後、東京・永田町の党本部で

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 小池百合子都知事の衆院議員失職に伴う十月の衆院東京10区補欠選挙について、自民党の若狭勝衆院議員(比例東京)は六日、立候補し、党の公募にも応じる考えを表明した。若狭氏は都知事選で党の方針に反して小池氏を支援。党東京都連内には反発があるが、党本部は都知事選に続き小池氏とぶつかり敗北することを懸念し、対立回避を模索している。

 若狭氏は六日、党本部で二階俊博幹事長と会談。二階氏は、党方針に反したことに口頭で厳重注意処分とした。若狭氏は受け入れ、補選立候補と党の公募に応じる意向を示した。

 厳重注意処分は、都連が求めた「除名を含めた厳しい処分」と比べて格段に軽い。対立回避のため、二階氏は若狭氏が公募に応募できる環境を整えた。若狭氏は公募で公認されなくても、無所属で出馬する考えを周辺に示唆。そうなれば、自民党にとって都知事選に続く分裂選挙になる。

 小池氏が「選択肢」とした新党構想への警戒もある。党関係者は「再び対立すれば新党への導火線となりかねない」と懸念する。

 都連会長就任が決まった下村博文幹事長代行は「小池氏と無駄な対立はしない」と周辺に語るが、若狭氏を候補者に選べば都連内から不満が噴出する恐れもあり調整は簡単ではない。

 同補選で、民進党は元NHK記者の鈴木庸介氏を公認。共産党は候補者取り下げも検討している。

 鳩山邦夫元総務相の死去に伴い、同じく十月に行われる福岡6区補選では、自民党は福岡県連が林芳正元農相秘書の蔵内謙氏の公認を申請したが、鳩山氏の次男二郎氏も立候補を表明。分裂選挙の可能性が高まるが、党内には「最悪、勝った方を公認すればいい」との声もある。民進党は在インド・チェンナイ日本総領事館元職員の新井富美子氏を公認。共産党はここでも候補者取り下げを検討している。 (大野暢子)

 

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