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【政治】

TPP採決「聴取不能」5カ所 民進「特別委可決は無効」

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 環太平洋連携協定(TPP)承認案と関連法案を可決した四日の衆院特別委員会の議事録の速報が七日、明らかになった。塩谷立委員長(自民)が可決を宣告しながら、詳細は「聴取不能」としている部分が多い。民進党は特別委が開催されたこと自体を問題視し、無効と訴えている。 (我那覇圭)

 四日の特別委での採決は民進、共産両党議員が委員長席に詰め寄り騒然とする中で行われた。速報によると、塩谷氏が賛成議員に起立を求め、可決を宣告し、次の議題である付帯決議案の提案理由説明が行われるまでの間、計五カ所に「聴取不能」という記述が出てくる。

 この結果、塩谷氏が、承認案と関連法案についてそれぞれ可決を宣告したのか、両方まとめて宣告したのかあいまいな形に。付帯決議案が議題になった経緯も不明確になっている。

 この五カ所以外に、付帯決議案の採決などでも「聴取不能」がある。塩谷氏が付帯決議案の可決を宣告したことも明示されていない。速報は未定稿。校閲や、訂正などの手順を経て正式な議事録となり、公開される。

 特別委理事の今井雅人氏(民進)は、四日の特別委では与野党の合意がないまま塩谷氏の判断で審議が始まり、採決に至ったとして問題視。「『聴取不能』以前に、開き方に問題がある。(採決は)無効だ」と本紙に指摘。同党は、特別委への差し戻しを大島理森衆院議長に要請した。

 他国を武力で守れるようにする安全保障関連法を巡っても、昨年九月の参院特別委の未定稿で、採決時の委員長発言を「聴取不能」とし、野党側が無効と主張した。その後公開された議事録で、補足説明とともに「可決」が書き加えられた。

 

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