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【政治】

シベリア鉄道 延伸プラン まずはサハリンまで

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 来月の日ロ首脳会談に向けロシア側が提案したシベリア鉄道を北海道まで延伸するプランの詳細が判明した。第一段階として、シベリアとサハリンを鉄道で結び、第二段階で北海道をつなぐ。日本と欧州を結ぶ動脈になるとして日本からの出資を求めているが、日本側は慎重な姿勢だ。 (編集委員・五味洋治)

 日ロ両政府が十五日に開いた閣僚級の「貿易経済政府間委員会」で、ロシア側が「他の経済協力の実現にも貢献する中核プラン」として説明した。

 ロシア側の説明によるとシベリア鉄道延伸は、五百八十キロ強の新たな路線を敷いてロシア本土とサハリンを結ぶ。タタール海峡(間宮海峡)については、橋とトンネルでつなぐ両案があるが、橋(六キロ)の場合は開通まで七年半、トンネル(一二・六キロ)は九年半かかる。

 完成すれば、低コストの物流路線になり、日本とロシア、欧州との物流や人的交流が飛躍的に増加し、市場競争力も増す、としている。

 ロシア側の試算では、第一段階で、ロシアとサハリン間で九百二十万トンの貨物が行き来し、北海道までつながれば、日ロ両国間で二千六百万トンの貨物量が見込まれるという。

 しかし、工期の短い橋でタタール海峡をつないだ場合でも、第一段階だけで総工費は約三千九百億ルーブル(約六千五百億円)と巨額になる。経済協力はロシアの医療や生活面の向上、極東の産業振興など八項目ある。十二月十五日に山口県で予定される安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領との会談で、文書として発表される予定だ。

 

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