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【政治】

沖縄副知事「怒り頂点」 オスプレイで副大臣に抗議

オスプレイが不時着した現場付近の海上で、カヌーに乗って事故に抗議する人たち。奥は米軍関係者=15日午前、沖縄県名護市で

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 沖縄県の安慶田光男(あげだみつお)副知事は十五日午前、米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)所属の新型輸送機MV22オスプレイが沖縄北部沿岸部に不時着した事故を受けて沖縄を訪問した若宮健嗣防衛副大臣と県庁で会談し「県民の不安と怒りは頂点に達している」と抗議し、オスプレイの配備撤回を改めて求めた。

 若宮氏は「生の心を受け止めるために来た」と応じ、米側に情報提供を求めていくと説明した。

 県によると翁長雄志(おながたけし)知事は同日午後、首相官邸や外務省、防衛省で政府に直接抗議する。防衛省では稲田朋美防衛相と会う予定。翁長氏は、オスプレイの配備撤回と米軍北部訓練場(東村など)の部分返還の式典開催見送りを政府に求めている。

 大破したオスプレイの機体が残る名護市安部沿岸部では、十五日朝から迷彩服姿の米軍関係者らが岩場にある尾翼の破片を調べたり、ゴムボート数隻から潜り海底の小さな残骸を回収したりしていた。航空危険行為処罰法違反容疑で捜査に着手した中城(なかぐすく)海上保安部は周辺海域でゴムボート上から海中の調査などを行った。規制線の外では「県民は屈しない」などと書かれたプラカードを掲げた数十人が集結し、抗議活動を行った。

◆自民部会でも苦言が相次ぐ

 自民党は十五日午前に党本部で開いた国防部会などの合同部会で、米海兵隊の新型輸送機オスプレイが沖縄県沖の浅瀬で大破した事故について、政府側の説明を受けた。出席議員からは「深刻な事故だ。国民にしっかり説明する責任がある」などの苦言が相次いだ。

 ある議員は在沖縄米軍トップのニコルソン沖縄地域調整官が「パイロットは県民に被害を与えなかった。感謝されるべきだ」などと発言したことに関し「言い方に問題がある」と批判。別の議員は、今月七日にも高知市沖で米海兵隊のFA18戦闘攻撃機が墜落したことを踏まえ「一週間に次々と事故が起きている」と懸念を示した。陸上自衛隊も二〇一八年度までに十七機のオスプレイを導入することに対して「陸自も今回と同様に、夜間の給油訓練を行うのか」と疑問を投げ掛けた議員もいた。

 

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