東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 政治 > 紙面から > 1月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【政治】

防衛予算、補正で膨張 過去最大5兆2358億円に

16年度3次案提出へ

 政府は二十日、防衛関係費約千六百億円の増額を盛り込んだ二〇一六年度三次補正予算案を国会に提出する。二月中の成立を目指す。本紙集計では、一六年度の防衛省予算は、当初予算の五兆五百四十一億円に、これまでの補正予算分を加えると計五兆二千三百五十八億円と過去最大になる。 (山口哲人)

 防衛省の一六年度当初予算は、編成時点で五兆円を突破した。これに加えて二次、三次補正予算案で計千八百億円超を計上した。三次補正は、哨戒機や潜水艦の更新や購入などに充てる。

 一六年度の予算総額から、在日米軍再編経費や政府専用機関連経費などを除く、純粋な防衛関係予算(中期防衛力整備計画対象予算)も五兆円を超え、過去最大となる。

 補正予算額は、東日本大震災で自衛隊の活動が増えた一一年度は計三千四百億円近くに上った。一二、一三年度は千百億円台で推移。一四年度は二千億円が補正で積み増され、防衛省予算は当初、補正両予算合わせ五兆円を超えた。一五年度の補正予算額は千九百億円台だった。

 政府は一六年度三次補正予算案を二月中に、一七年度当初予算案を三月中に成立させる方針。年度途中の三次補正に千六百億円も盛り込む理由について、政府関係者は「日本を取り巻く周辺環境は年々厳しくなっており、防衛関係予算が増えるのはやむを得ない」と説明する。

 財政問題に詳しい法政大の小黒一正教授(公共経済学)は「当初予算と補正予算を別々に見るのでなく、年度ごとに予算を合算して縛りをかけないと、予算の膨張に歯止めがかからなくなる」と指摘する。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報



ピックアップ
Recommended by