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【政治】

「9条の精神 地球憲章に」 市民有志が賛同呼び掛け

記者会見する「9条地球憲章の会」の堀尾輝久東京大名誉教授(左)ら=15日、東京・霞が関で

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 憲法九条の精神を生かした「地球憲章」の策定を目指す市民有志が十五日、「9条地球憲章の会」を発足させ、国内外に賛同を呼び掛けた。現時点で十カ国・地域の有志から賛同が寄せられているといい、インターネットや会員制交流サイト(SNS)を通じて運動を広める計画だ。 (安藤美由紀)

 活動の中心を担っているのは、平和を目指す市民団体や学者、弁護士ら。世界から戦争をなくすには、戦力不保持を柱とする九条を世界に広げるしかないと考え、世話人会をつくって趣意書を英語、中国語など八カ国語に翻訳してきた。

 賛同者は十五日現在で国内百二十七人と、欧米、アジア、アフリカなど海外二十七人(在外邦人も含む)に達しているという。

 五月に都内でシンポジウムを開き、論点整理をスタート。小グループに分かれて作業を進め、日本版の地球憲章をまとめる計画。海外の賛同者にも各国版をつくってもらう。ゆくゆくは「世界共通版」の作成や、国連が採択する公的な憲章も目指したい考え。

 中心的なメンバーは十五日、東京都内で記者会見。堀尾輝久・東大名誉教授は「(日本国憲法は)一国平和主義でなく、戦争への反省を深めながら新しい世界をつくろうと呼び掛けている。九条の精神で、非戦、非武装、非核の世界をつくりだそう」と市民が地球憲章をまとめる意義を訴えた。

 浦田賢治・早稲田大名誉教授は、米トランプ政権誕生など不安定な国際情勢に触れ「憲法九条の理念を普遍化することは、人類史的な役割がある」と強調。弁護士の笹本潤氏は「軍隊が海外に出るのを止める規範は、九条しか実例がない。広める必要がある」と述べた。

 

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