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【政治】

保育所で「国旗国歌」 運営指針決定 委員「議論一切なかった」

 厚生労働省は三十一日、三歳児以上を対象に、保育現場で国旗と国歌に「親しむ」と初めて明記する保育所の運営指針を正式決定した。文部科学省が同様の趣旨を幼稚園の教育要領に盛り込んだことを受けた見直しで、幼児教育の整合性が理由。二〇一八年度に施行する。

 今回見直した「保育所保育指針」は、乳幼児の成長や安全面で配慮する点について、保育現場での順守や努力を求める内容。三歳児以上が「保育所内外の行事で国旗に親しむ」「国歌、唱歌、わらべうたやわが国の伝統的な遊びに親しむ」と記した。

 指針の改定は、厚労省の有識者委員会が意見をとりまとめ、二月に同省が案を公表した。

 複数の委員は「国旗と国歌に関する議論は一切なかった」と話す。これに対し厚労省は「幼稚園や認定こども園との幼児教育の整合性は、委員会で認識が共有されている」と説明している。

 厚労省は二月に改定案を公表。その後のパブリックコメント(意見公募)では、国旗と国歌の記載について「削除してほしい」「押し付けにならないようにしてほしい」との意見が寄せられた。「伝統や文化に触れる」観点での賛成意見もあった。

 

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