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【政治】

閣僚の不用意な発言続発 「がんは学芸員」発言を撤回、謝罪

 安倍内閣の閣僚から不用意な発言が飛び出し、波紋を広げるケースが相次いでいる。山本幸三地方創生担当相は十七日、文化学芸員に関する発言の撤回、謝罪に追い込まれた。事態を重くみた菅義偉(すがよしひで)官房長官は記者会見で「閣僚は常に責任を持って発言してほしい」と苦言を呈した。野党は国会で追及を強める構えだ。 

 山本氏は、外国人観光客への説明が不十分だとして文化学芸員を「一番のがん」と発言した問題について「適切ではなかった。撤回しておわびしたい」と東京都内で記者団に語った。「全力を挙げて地方創生などを頑張っていきたい」と辞任は否定した。

 閣内では今月に入り、今村雅弘復興相が東京電力福島第一原発事故に伴う自主避難者が帰還するかどうかは「本人の判断」などと発言し、国会で謝罪したばかり。三月には稲田朋美防衛相も「森友学園」に関する国会答弁を訂正している。

 止まらない閣僚の問題発言に関し、自民党の二階俊博幹事長も十七日の記者会見で「閣僚がそれぞれ適切な発言に留意するのは当然だ」とくぎを刺した。

 民進党の野田佳彦幹事長は会見で「閣僚の資質に関わる問題発言が続出しているのに、政権には守ろうとする姿勢ばかりが目立つ」と批判した。共産党の小池晃書記局長は「一掃すべきはこういう閣僚だ」と強調した。 (古田哲也)

◆山本担当相の発言要旨

 中国や東南アジアの爆買い的な観光はもう終わり、質が変わってくる。文化や伝統、歴史をしっかりと理解してもらうような観光が本物で、一番長続きする。

 文化財の説明をきちんと説明できるかどうかが勝負。二条城では過去、全く英語の案内表記がなく、何の歴史的な説明もなかった。イギリス人が抗議し、今はがらっと変わり、ガイドも付くようになった。

 日本ではいったん国の重要文化財に指定されると、火も水も使えない。花も生けるのも駄目、お茶もできないというばかげたことが当然のように行われており、一番のがんは文化学芸員と言われる人たちだ。

 この連中は普通の観光マインドが全くない。プロの自分たちが分かればいい、他の人たちは分からないだろうから来なくてもいいよ、というのがだいたいだ。この連中を一掃しなければ駄目だ。

 大英博物館はロンドン五輪後に大改造したが、一番反対したのが学芸員たちで、全部首にして入れ替えた。とにかく観光客に楽しく見てもらわない限り、国は成り立たないんだという感覚で徹底した結果、大成功した。

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