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【政治】

猫好き結集「肉球新党」 吾輩は戦争法制反対である 共謀罪いらにゃい

国会前で抗議活動をする市民団体「肉球新党」のメンバーら=4月7日、東京都千代田区で

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 「肉球新党 猫の生活が第一」という変わった名前で、安倍政権の安全保障政策、改憲、原発再稼働への反対を訴える市民団体がある。「猫が幸せに暮らせる社会は、人にも優しい」という考えの下、全国の猫好きが集まって声を上げている。 (北條香子)

 きっかけは二〇一一年の東京電力福島第一原発事故。猫をはじめ多くの動物が被災地に取り残されたことを、川崎市に住む愛猫家の男性団体職員(55)が知り、「肉球新党」と名乗って反原発集会に参加し始めた。男性は、太平洋戦争で兵隊の防寒着などをつくるため飼い猫や犬を供出させられたことも知っており、安保関連法や自民党改憲草案にも反対する。

 宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を基にした「東ニ解釈改憲ガアレバ/行ッテ猫パンチ/西ニ集団的自衛権容認アレバ/行ッテ爪ヲトギ」という横断幕を掲げたところ、ネット上で話題に。参加希望者が相次ぎ、一五年十月から組織的に活動するようになった。

 男性が飼っていた雑種のオス猫「チビ」が党首に就任したが、昨年末亡くなり、今は名誉党首。ツイッターで相互フォローしたアカウント約三千八百人を党員と認定している。

 全国に支部があり、街頭活動に参加。毎週金曜日の国会周辺デモでは、十人ほどが猫のイラストや写真入りのプラカード、横断幕を掲げ「吾輩(わがはい)は戦争法制に反対である」「共謀罪はいらにゃい」と訴える。

 改憲で生活がどう変わるのか、猫イラストを交えて解説したリーフレットも約十万部作製。全国の希望者に無料で発送し、駅頭などで配ってもらっている。主な資金源は猫イラスト入りのバッグや缶バッジの売り上げ、カンパ。「集会やデモには参加できないが、グッズを買って協力したい」という地方在住のメンバーも多いという。ホームページは「肉球新党」で検索。

 

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