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【政治】

衆院憲法審が延期 「改憲20年施行」に野党反発

 衆院憲法審査会の与野党筆頭幹事は十日、「国と地方のあり方」をテーマに十一日開催予定だった審査会を延期することを決めた。安倍晋三首相が九条を改憲し二〇二〇年に施行したいと提案したことに、野党側が反発した。与野党に波紋を広げている首相発言の影響が、国会での憲法論議に及んだ。

 野党側は、首相が改憲条文を絞り、年限を区切る発言をしたことを批判。首相が衆参の予算委員会で発言の真意について「(インタビューを掲載した)読売新聞を熟読して」と答弁したことも追い打ちをかけた。

 首相は〇七年の年頭会見で改憲を同年の参院選の争点にする考えを表明。一三年一月の国会答弁では改憲要件を引き下げる九六条改憲を主張。それぞれ野党の反発を招き、かえって国会での憲法に関連する議論が進まなくなった。

 今回の改憲提案に関し、首相は十日の政府与党連絡会議で「国会での議論の活性化、国民的な議論の深まりを期待した」と主張。だが、また国会での議論が停滞する結果となった。

 衆院憲法審は十一日に幹事による懇談会を開き、首相発言の位置付けや審査会の今後の進め方について協議する。衆院憲法審は一月に開会した今国会で三回審議を行った。延期は三回目。過去二回は今村雅弘前復興相の更迭などのあおりだった。参院憲法審査会は今国会、一度も開かれていない。 (金杉貴雄)

 

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