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【政治】

「3m以下にごみない」 籠池氏がメール公表、値引き根拠揺らぐ

 大阪市の学校法人「森友学園」に国有地が格安で払い下げられた問題で、学園の籠池泰典前理事長は十六日、小学校建設予定地に埋まるごみは、「三メートル以下にはない」とする設計事務所のメールを、民進党会合で公表した。政府は国有地を八億円余りも安く売ったのは、九・九メートルまでごみが埋まり、撤去にお金がかかるとしていたが、事実ならその根拠が崩れることになる。

 籠池氏が提出したのは、二〇一六年四月一日から十五日まで、小学校の工事を担当する設計事務所と学園の顧問弁護士などとのメール。

 公表されたメールによると、設計事務所は昨年四月八日、ボーリング調査で深さごとの土質を表す「ボーリング柱状図」について顧問弁護士に説明。「ボーリングした位置においては、約三メートル以深には廃棄物がないことを証明している」と指摘し、財務省近畿財務局に提出するか相談した。

 設計事務所は翌日、この資料を提出すれば三メートルより下にごみがないことが分かり、政府が大幅な値引きをしないとの懸念を伝え、「言われてから提出する」と伝えた。顧問弁護士は十日「提出はやめましょうか」と応じ、設計事務所は同日「ボーリング調査に関する資料は抹消した」と伝えた。

 籠池氏は民進党会合で、財務省などとの細かい交渉を顧問弁護士に任せていたため、詳細を把握していなかったが、最近になってメールが見つかったと説明した。民進党議員に「三メートル以下にごみはなかったということか」と問われると「メールだとその通り。私が思っていたのと違っていたので公表した」と述べた。財務省などは十六日の民進党会合で、「ごみは三メートル以下にはないのではないか」と問われると「総合的に勘案した」と従来と同じ説明をした。 (金杉貴雄、我那覇圭)

 

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