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【政治】

首相「反省」後も変わらず 加計氏招致消極的 稲田氏隠し

 安倍晋三首相は四日の日本テレビ番組で、友人の学校法人「加計(かけ)学園」の加計孝太郎理事長の国会招致に関し、与党に指示しない考えを示した。防衛省の日報隠蔽(いんぺい)問題でも、自民党は同日、民進党が求めた稲田朋美元防衛相の参考人招致を拒否。首相は内閣改造・自民党役員人事を受け、国民の不信を招いた両問題への「反省」を表明していたが、安倍政権の国会対応に変化はなかったことになる。

 首相は七月、与党が拒否していた閉会中審査を巡り「しっかり説明を行う」と明言し、自身が出席した加計問題に関する予算委員会の開催につながった。首相はテレビ番組で「首相として、国会が決めれば誠意を持って対応しなければならない」と語ったが、同様に「加計氏も呼ぶよう(与党に)言わないのか」と問われると「国会の委員会の運営は委員会が決める」と従来の説明を繰り返した。

 加計学園の愛媛県今治市での獣医学部新設計画は、学園が事業者に決まった今年一月二十日に初めて知ったとの自身の説明に関しては「加計氏から私に一度も説明や依頼はなかった」と重ねて強調。それ以前から計画を知っていたという過去の発言を修正したことには「今治市と学園の申請を混同した」と釈明した。知った時の感想は「友人だから『また新しい学部に挑戦したんだな』と思った」と話した。

 防衛省の日報問題では、自民、民進両党の国対委員長が四日に国会内で会談し、十日午前に衆院安全保障委員会で閉会中審査を行うことを確認。両党は、同日午後に参院外交防衛委員会でも閉会中審査を行う方向で調整している。

 だが、民進党が稲田氏の参考人招致を求めたのに対し、自民党は「新防衛相が説明する」と拒否。民進党は新内閣の下での予算委員会開催も要求したが、自民党は回答を保留した。

 衆院安保委の後藤祐一理事(民進)は「稲田氏を隠せば、新内閣も引き続き隠蔽内閣だということを明確に示す証拠になる」と批判した。 (金杉貴雄)

 

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