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【政治】

北に圧力「見える形で」 日米、午後に共同訓練 防衛相電話協議

 小野寺五典防衛相は三十一日午前、マティス米国防長官と電話で協議し、北朝鮮による日本列島越えの弾道ミサイル発射を受け、日米が緊密に連携して「目に見える形」で圧力をさらに強める方針で一致した。午後に航空自衛隊と米空軍の共同訓練が実施される見通し。河野太郎外相もティラーソン米国務長官と電話協議し、国連安全保障理事会での新たな北朝鮮制裁決議の採択を目指して協力する方針を申し合わせた。

 防衛相協議で小野寺氏は「わが国の安全保障にとって、これまでとレベルの異なる脅威だ」と強調。日本政府が導入を決めた地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」取得に向けた米側の協力を重ねて要請した。マティス氏は米国の「核の傘」提供による拡大抑止に触れ「日本の防衛へのコミットメント(責任履行)は揺るぎない」と明言した。

 小野寺氏は協議後「目に見える圧力」の具体策について防衛省で記者団に「現在も(米軍と)共同訓練などを実施している。そういう形をより密接にするということだ」と説明。同時に「(マティス氏と)かなり具体的に意見交換した。日本のミサイル防衛向上へ協力を要請した」と述べた。

 今年五月に安全保障関連法に基づいて初めて実施した平時からの米艦防護のほか、米原子力空母と海上自衛隊の護衛艦、米空軍の戦略爆撃機と航空自衛隊の戦闘機による共同訓練などを想定しているとみられる。

 外相協議では、北朝鮮の核実験や弾道ミサイル発射を阻止するため、国連安保理での対応で協調する方針を確認。河野氏は協議後、外務省で記者団に「安保理で北朝鮮に明確なメッセージをしっかり出していこうということだ」と述べた。

 防衛相協議で小野寺氏は、マラッカ海峡でイージス駆逐艦「ジョン・S・マケイン」がタンカーと衝突した事故の犠牲者らに弔意を示した上で、防衛態勢に影響が出ないよう求めた。両氏は、自衛隊と米軍を一体運用するための「同盟調整メカニズム(ACM)」などを活用し、情報共有を進める方針でも合意。韓国を加えた三カ国での緊密な協力も申し合わせた。

 

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