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【政治】

離党の動き拍車か 山尾氏問題 民進崖っぷち

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 民進党の前原誠司代表が、新体制を発足させた早々に、厳しい立場に立たされている。山尾志桜里元政調会長の幹事長起用を撤回した人事での混乱や、山尾氏の交際疑惑報道を受け、「離党予備軍」による離党の動きに拍車がかかりかねない状況。前原氏が打ち出した野党連携見直しにも、リベラル系議員の懸念が強まっている。 (金杉貴雄)

 前原氏は五日に新執行部を発足させた。当初、党内きってのホープだった山尾氏を幹事長に起用し、党刷新の「看板」として活躍してもらって党勢回復の切り札にする思惑だったが、交際疑惑が伝えられたため撤回を余儀なくされた。

 七日発売の週刊誌で、山尾氏と既婚男性との交際疑惑が報じられると、前原氏は大島敦幹事長や若手議員らと協議を重ねるなど対応に追われた。

 前原氏が恐れているのは、若手の保守系議員を中心にした「離党予備軍」の存在。ベテラン議員は「離党予備軍が増えかねない」と懸念する。人事の混乱や、山尾氏の問題で党のイメージは低下しており、先行きに失望して離党の動きが加速しかねない。

 党関係者は「来週、若手二議員が離党するとの情報がある。ほかにも続く可能性がある」と指摘する。

 一方、前原氏は、次期衆院選の選挙協力を盛り込んだ共産党などとの野党四党合意を見直すよう指示を出した。代表に選ばれた直後の記者会見では「見直しを含めて検討する」との考えを示しつつ、「代表は独裁者ではない。執行部で議論したい」とも話していた。

 四党合意見直しを指示したのは、共産党との連携に不満を募らせ、山尾氏の問題で離党しかねない若手の保守系議員らに配慮するためとみられている。

 だが、代表選で枝野幸男元官房長官を支援したリベラル系議員らは強く反発。ある若手議員は、昨年の参院選一人区で四野党の連携が一定の成果を上げたことに触れ「簡単にご破算にしていいのか。人事を含めてもう少し慎重に物事を進めてほしい」と強調する。

◆山尾氏発言要旨「迷惑かけ申し訳ない」「(男性は)政策ブレーン」

 週刊誌報道で、大変な迷惑をかける事態になった。本当に申し訳ない。今回の事態を受け、離党届を幹事長に提出した。(交際が報道された男性)弁護士は、憲法や雇用問題など極めて幅広い政策ブレーンとして、政策立案や質問作成などの打ち合わせで頻繁にコミュニケーションを取っていた。(報道された)ホテルには私一人で宿泊した。男女の関係はない。しかし、誤解を生じさせるような行動で、さまざまな方に迷惑をかけた。深く反省し、おわび申し上げる。その上で、民進党を離れる決断をした。とりわけ前原新代表には多大な迷惑をかけた。党大会で党再生のために結束を誓った仲間に、心からおわびする。苦しく、悲しい思いがあふれる。民進党が掲げてきた理念、政策への思いは今も変わらない。しかし、まもなく始まる臨時国会の論戦に今回の混乱を持ち込むことは、民進党にさらなる迷惑をかけると判断し、離党する決断をした。

 

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