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【政治】

「小池ショック」急展開 民進合流 全員受け入れは困難か

「希望の党」結党記者会見で、出席議員らと握手し退席する小池百合子代表(中央)=27日午前、東京都新宿区で

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 小池百合子東京都知事が主導した新党「希望の党」結成を境に、野党再編の動きが急加速している。民進党執行部は二十七日、希望の党への合流に大きくかじを切り、前原誠司代表が小池氏、自由党の小沢一郎共同代表と秘密裏に会談していたことも明らかになった。衆院解散を目前にして、対決の構図は大きく変わろうとしている。 (生島章弘)

 関係者によると、前原、小池、小沢各氏の三者会談は今月下旬に行われた。合流や比例代表統一名簿など、連携のあり方を具体的に協議したとみられる。

 昨年七月の参院選では、民進、共産、自由、社民四党が全国三十二の一人区で候補者を一本化。十一勝を挙げ一定の成果を残した。だが、今回の衆院選では、共産党との協力に消極的な前原氏が代表に就任したこともあり、調整は難航。共倒れも懸念されていた。

 事態が急展開したのは二十五日。新党の準備を側近らに任せ「裏方」に徹していた小池氏が、電撃的に党代表への就任を表明した。

 民進党執行部には、新党について「自民党の補完勢力」(枝野幸男代表代行)という見方もあったが、小池氏が安倍政権との対立軸を明確に打ち出したことで状況は変化。希望の党に合流する議員が相次ぎ、党勢低迷で衆院選での勝機が見いだしづらい現実を踏まえ、前原氏は、党を挙げての合流を決断した。

 衆院選で公認候補は立てず、希望の党からの出馬を促す見通し。共産党との連携は白紙に戻るのが確実。民進党を離れて希望の党に参加した衆院議員は「感慨深い。民進党は歴史的な役割を終えた」と語った。

 希望の党も、急な解散で準備不足が否めず、組織力にも不安があり、合流は現実的な選択肢とみられる。

 ただ、民進党から全員が希望の党に合流できるとは限らない。小池氏は政策の合う「個人」を迎え入れる意向で、保守系の議員や候補者に限られる可能性がある。希望の党の候補者が固まっている小選挙区でも受け入れは困難とみられる。

 民進党内には「前原氏は党を売った」との声も出ている。

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