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【政治】

天皇退位、19年3月が有力 新元号は来年発表へ

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 天皇陛下の退位日を二〇一九年三月三十一日とし、皇太子さまが翌四月一日に新天皇として即位する案が政府内で有力となっていることが分かった。新たな元号は来年発表され、即位と同じ日に施行される見通しだ。「昭和」を受け継いだ「平成」は三十一年までで終わることになる。政府は退位日などの決定の前提となる皇室会議を十一月にも開いて意見聴取した上で、退位日を政令で定める。政府関係者が二十日、明らかにした。 

 衆院選を受けて新内閣が発足してから具体的な皇室会議の日取りを詰める。皇室会議は首相や衆参両院議長、皇族らがメンバー。

 皇位継承を巡り、政府は新元号発表の方法の検討や「上皇」となる天皇陛下の補佐体制の整備など、退位の円滑実施に向けた準備も本格化させる。天皇陛下の退位は一八一七年の光格天皇以来、逝去によらない代替わりは約二百年ぶり。現行憲法下では初めてとなる。

 新元号発表の時期に関しては、企業のシステム変更など経済活動や国民生活への影響を考慮し、周知期間を長めに取れるよう配慮する考えだ。

 天皇陛下は一六年八月に退位の意向をにじませたビデオメッセージで「二年後には平成三十年(一八年)を迎えます」と表明。政府内ではこれを念頭に、退位時期について「一八年十二月」「一九年三月末」の二案が浮上していた。

 関係者によると「一八年十二月」案は、代替わりの儀式が新年祝賀の儀など年末年始にある皇室の重要日程と重なるため、宮内庁が難色を示した。このため政府内では、皇室や宮内庁の事情を重視すべきだとの判断に傾いた。

 先の通常国会で、陛下一代限りの退位を実現する特例法が成立。二〇年六月までに政令で定める法施行日に陛下が退位し、皇太子さまが直ちに即位すると定める。陛下は「上皇」に、皇后陛下は「上皇后」となる。秋篠宮さまが皇位継承順一位の「皇嗣(こうし)」となり、皇太子と同等待遇となる。

 

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