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【政治】

来日の歴代大統領 多彩なエピソード 「ロン・ヤス」テレビ出演 被爆者抱擁

 トランプ米大統領が五日、初来日した。歴代の米大統領は一九七四年のフォード大統領以降、在任中に一度は日本を訪れており、今回のトランプ氏で八人目。来日した大統領は今も語り継がれるさまざまなエピソードを残している。(柚木まり、肩書はいずれも当時)

 米大統領としての初来日は、フォード氏の四代前のアイゼンハワー大統領が計画。時期も一九六〇年六月としていたが、日本で同年の日米安全保障条約改定への反対運動が激化したため見送られた。

 フォード氏も新左翼系団体などが反対運動を行う中で来日。田中角栄首相と会談し、共同声明は「親善の歴史に新たな一ページを加える」と締めくくった。終戦から二十九年。関係発展への期待がにじむ。

 八三年に来日したレーガン大統領夫妻は、中曽根康弘首相が所有する東京・多摩の「日の出山荘」に招かれ、中曽根氏自らいろり端で抹茶をたててもてなした。親しみを込めてファーストネームの「ロン」「ヤス」と呼び合った間柄は、今も良好な日米関係の代名詞だ。

 最も多く来日したのはクリントン大統領で、計五回。滞在中、早稲田大での講演やジョギング、TBS番組への出演など、国民と交流する場面が多く設けられた。

 オバマ大統領も四回来日。二〇一四年の来日では首脳会談の前夜、安倍晋三首相が、すし好きなオバマ氏を東京・銀座の有名店「すきやばし次郎」に招待した。日本側は個人的信頼関係を築く場と考えていたが、オバマ氏は、両国間で懸案だった環太平洋連携協定(TPP)交渉に触れ「もう一度、関係閣僚に協議させよう」と提案。深夜に甘利明TPP担当相らが慌ただしく交渉した。

 オバマ氏は昨年五月、伊勢志摩サミットに合わせた来日時には、現職米大統領として初めて被爆地・広島に足を運んだ。平和記念公園で行った演説で「核兵器のない世界を追求する勇気」と世界に向けて発信。慰霊碑に花を手向け、被爆者代表を抱きしめた。

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