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【政治】

日中改善、推進で一致 首脳会談 対北朝鮮でも連携

会談を前に、笑顔で握手する中国の習近平国家主席(右)と安倍首相=11日、ベトナム・ダナンで(代表撮影・共同)

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 【ダナン=清水俊介】安倍晋三首相は十一日夕(日本時間同日夜)、ベトナム中部ダナンで、中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席と会談し、日中関係の改善を推進することで一致した。首脳の相互訪問の再開に向けて協議し、日中韓首脳会談を早期に日本で開催することを確認した。北朝鮮の核・ミサイル開発問題では、日中の連携を深めることに合意した。 

 首相は会談で「来年の日中平和友好条約締結四十周年を見据え、両国の関係改善を力強く進めていきたい」と述べた。十二月開催を目指す日中韓首脳会談に向け、中国の李克強(りこくきょう)首相の訪日を要請。自身が来年中に訪中する意向を伝え、習氏の早期訪日も提案した。

 習氏は関係改善に向けて「時流に乗って努力し、前向きな発展を推進したい」と語った。首相の記者団への説明によると、習氏は首脳の相互訪問を「重視する」と表明。会談の締めくくりに「(両国関係の)新たなスタートになる会談だった」と評価したという。

 会談は予定された三十分間を超え約四十五分間、行われた。両首脳の正式な会談は四カ月ぶり六回目。

 首相は北朝鮮問題について「国際社会全体で圧力を最大限まで高めるべきだ」と強調し、中国に影響力を行使するよう促した。国連安全保障理事会決議に基づく対北朝鮮制裁に関し「中国による引き続きの取り組みを期待する」と制裁の実効性確保に協力を求めた。

 習氏は対話を重視する姿勢を示しており、首相と異なる立場を取っている。

 首相は沖縄県・尖閣諸島の近海での中国公船の領海侵入を念頭に「東シナ海の安定なくして日中関係の真の改善はない」と述べた。

 

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