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【政治】

加計認可後初の論戦 文科相「首相指示ない」 野党「官邸が肩入れ」

衆院文科委

 衆院文部科学委員会は十五日午前、学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の獣医学部新設計画が認可されたことを受け、審議を行った。この問題が争点になった衆院選後、初めての国会論戦。最大の焦点である安倍晋三首相側の関与について、立憲民主党の逢坂誠二氏が「首相や官邸が何らかの肩入れをしたと言われている」と追及したのに対し、林芳正文科相は「首相から文科省に指示はなかった」と答弁した。 (生島章弘)

 約四時間の質疑では与野党八会派が質問。首相は衆院選後の記者会見で説明責任を果たすと約束したが、外遊中で出席しなかった。

 林氏は、首相の指示はないとする根拠について、首相らが国会で関与を否定したことを説明。「(首相の関与が)あったとすれば適切ではない」とも話した。

 希望の党の山井和則氏は、首相の友人である同学園の加計孝太郎理事長が第二次安倍政権発足後、首相とゴルフや食事を十四回重ねているとして、今年一月まで同学園の獣医学部新設計画を知らなかったとした過去の首相答弁を疑問視。首相は、国家戦略特区基本方針上の「利害関係者」に当たると指摘し、認可の取り消しを求めた。

 これに対し、内閣府の村上敬亮(けいすけ)・地方創生推進事務局審議官は「私的な交友関係は利害関係に含まれない」と答弁。山井氏は「幕引きは絶対許されない」と語気を強めた。野党側は首相出席の集中審議や、加計氏の証人喚問を要求した。

 野党側は、加計学園の獣医学部新設計画が、「既存の獣医師養成ではない構想」の具体化など政府の四条件を満たしているのかどうかも追及。逢坂氏は「クリアしていると思わない」として、認可した政府の判断を問題視した。

 これに対して林氏は「(一連の手続きは)特区を所管する内閣府を中心に、適切に進められた」と強調。認可にあたっては、文科省としても独自に妥当性を確認したことを説明した。

 文科委開催を巡っては、与党が、与野党の質問時間の配分割合を「五対五」にするよう要請。野党はこれまで通り与野党で「二対八」とすることを求め、「一対二」で折り合った。参院は文教科学委が十六日に審議を行う方向で調整している。

 

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