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【政治】

竹下氏・同性パートナー反対発言 「多様性」自民公約と矛盾

 宮中晩さん会への国賓の同性パートナー出席に反対した自民党の竹下亘総務会長の発言が二十四日、政府・与党内でも波紋を広げた。竹下氏は反省を口にしたが、自民党は先の衆院選の政権公約に「多様性を受け入れていく社会の実現を図る」と明記しており、整合性が問われかねない。

 野田聖子総務相は記者会見で、竹下氏の発言に違和感を示し、「どんな人でも伸びやかに生きられる日本でありたい」と指摘した。公明党の井上義久幹事長も会見で「国賓として招くのだから、その国の考えを踏まえて判断することだ」と語った。

 自民党は性的少数者に関して、衆院選公約で「性的指向・性自認に関する広く正しい理解の増進を目的とした議員立法の制定を目指す」と具体的な対応も記載している。二〇一六年にまとめた性的少数者に関する冊子では「本人の意思や趣味・嗜好(しこう)の問題との誤解が広まっている」と当事者への理解も求めていた。

 同性カップルの権利保障を求める団体「パートナー法ネット」の池田宏共同代表は「発言は性的指向に基づく差別そのものだ。自分たちの党で決めた公約を守ってほしい」と話している。 (大野暢子)

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◆竹下氏「議論起こすなと叱られた」

 自民党の竹下亘総務会長は24日、天皇、皇后両陛下主催の宮中晩さん会に参加する国賓の同性パートナー出席に反対した自身の発言について「反省している。言わなきゃ良かったと思っている」と語った。松江市で開かれた自民党島根県連の会合後、取材に答えた。

 竹下氏は23日夕に親族から「言うべきではなかった。こんな議論を起こすべきではないと叱られた」と明かし「そうかな、と反省している」と話した。「いずれ議論しなきゃならん時期は来るだろう」とも指摘した。

 発言の意図については「私の周辺にも、同性パートナーを持っている人はいる。ただ、皇室を考えた場合、日本人のメンタリティーとしてどうかなという思いがあった」と釈明したが、「言わなきゃ良かったと思っている」と話した。

 竹下氏は23日、岐阜市で開かれた党会合で、同性パートナーの出席について「私は反対だ。日本国の伝統には合わない」と発言した。

 

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