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【政治】

「統一会派」案に衆院側、否定的 民進再生案

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 民進党は十四日の両院議員懇談会で、新党への移行など三つの再生案を説明した。安倍政権に対峙(たいじ)する改革の道筋を示した再生案には、野党連携の重要性が盛り込まれており、立憲民主党と希望の党に主に衆院で統一会派結成を申し入れることも提案した。出席者からは新党移行について賛否両論が出た。統一会派を巡っては衆院議員から否定的な意見が出た。

 「理念が違うまま組んだらすぐにバラバラになる」。衆院会派「無所属の会」に所属する衆院議員には、執行部が提案した統一会派構想について厳しい意見が根強い。

 もともと同じ民進党とはいえ、立憲民主と希望は改憲や安全保障政策を巡って大きな隔たりがある。「無所属の会」幹部は「憲法や安全保障などの基本理念の一致が必要だ」と条件をつける。

 立憲民主の枝野幸男代表は、民進や希望との統一会派に否定的だ。先の衆院選で多くの有権者の支持を得たことを重視し党の理念を守りたいとの思いが強い。

 民進党内には希望との統一会派を先行させるべきだとの意見もある。玉木雄一郎代表が前向きな姿勢だからだが、希望も一枚岩ではない。希望との連携を急げば「立憲民主がますます態度を硬化させる」との懸念が付きまとう。

 民進執行部の対応の矛盾を指摘する声も。衆院での統一会派を目指しているのは、参院議員を中心とする執行部。否定的なのは衆院議員だ。統一会派を組む衆院議員の理解なしに話が進むはずがない。両院議員懇談会では「無所属の会」の意思を尊重するよう求める意見まで飛び出した。

 参院民進は、立憲民主との関係をぎくしゃくさせた張本人でもある。立憲民主唯一の参院議員だった福山哲郎幹事長が特別国会前、民進会派から離脱を迫られ、枝野氏が強い不満を漏らした経緯がある。 (山口哲人)

 

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