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【政治】

日中首脳往来を期待 自公幹事長、きょう訪中

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 自民党の二階俊博、公明党の井上義久両幹事長は、二十四日から二十九日まで中国を訪れる。トップレベルを含む中国政府要人との会談を調整している。日中関係は改善の兆しを見せ、日本政府は来年以降、安倍晋三首相の訪中、習近平国家主席の来日の実現を目指す。自公幹事長の訪中は、首脳の相互訪問の実現に向けたステップに位置付けられる。 (我那覇圭)

 「まずは李克強首相に来日してほしい。自分も訪中し、習主席にも日本にぜひ来てほしい」。首相は二十二日、訪中を控えた両幹事長と官邸で会談し、こう語った。井上氏は「首脳間交流の環境をつくりたい」と記者団に意欲を示した。

 両幹事長は、与党議員約二十人と共に「日中与党交流協議会」の枠組みで訪中する。福建省で共産党幹部らと意見交換後、北京で政府要人と会談する見通しだ。今年は国交正常化四十五周年、二〇一八年は平和友好条約締結四十周年の節目。政府は、来年早々にも日中韓首脳会談に伴う李首相の来日を実現させ、日中首脳の往来につなげるシナリオを描いている。

 日中関係は一二年の第二次安倍政権発足後、首相の靖国神社参拝を引き金に、首脳会談ができないほど冷え込んだ。

 一五年ごろから徐々に雪解けに向かった背景には、与党外交による側面支援もあった。今年五月には二階氏、十二月には公明党の山口那津男代表が北京で習氏と面会し、首相の親書を手渡した。二階氏の中国人脈は政界随一とされ、公明党も支持母体の創価学会とともに国交正常化当時から対中関係を重視してきた。

 北朝鮮問題が緊迫し、日中関係の重要度は高まっているが、年内ともされていた李氏の訪日はずれ込み、首脳の往来も中国から明確な返答はない。政府は自公幹事長に「役割を果たしていただければありがたい」(外務省筋)と期待する。

 

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