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【政治】

米軍機5カ月連続7回目  事故と抗議の繰り返し

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 沖縄県内で今月、米軍ヘリコプターの不時着が相次いだことで、同県に関連する米軍機の主な事故やトラブルの発生は昨年九月以来、五カ月連続で計七回という異常事態となった。防衛省は九日までに、在日米軍が運用する全ての航空機の整備、点検の徹底を求めたが、問題が起きるたびに繰り返される再発防止や原因究明の要請は、実効性に乏しい。事故が続発する根本的な原因も分からないままだ。

 小野寺五典(いつのり)防衛相は九日、マティス米国防長官と電話協議した後の記者会見で「昨年九月から沖縄で事故が続いているという具体例を挙げ、マティス氏に共通認識を求めた」と話した。ただ、事故やトラブルが相次ぐ背景については「まだマティス氏から私に、具体的な説明が直接あったわけではない」と認めた。

 沖縄県内での米軍機事故を巡っては事故後に日本側が同型機の飛行停止や自粛を求めたものの、一週間程度で米側が飛行を再開する状況が繰り返されている。

 事故が続く一因として、北朝鮮情勢の緊張を踏まえた米軍の訓練強化を指摘する意見もある。

 防衛省幹部によると、昨年十二月に宜野湾(ぎのわん)市の普天間飛行場に隣接する小学校で、米軍ヘリの窓枠が落下する事故が起きた際、米側は原因に関し「北朝鮮の情勢を踏まえ、猛訓練をしている」と説明したという。しかし、訓練の強度と窓枠落下との因果関係は不明確で、この幹部も「苦しい説明だ」と米側の見解を疑問視している。 (新開浩)

 

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