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【政治】

「朝鮮国連軍」今も存続 横田基地に後方司令部

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 カナダで開かれた北朝鮮の核・ミサイル問題に関する二十カ国外相会合には、日韓両国のほか、朝鮮戦争(一九五〇〜五三年)で国連軍に派兵した国々が多数参加した。朝鮮戦争が休戦状態のため「朝鮮国連軍」は今も存続し、後方司令部が米軍横田基地(東京都)に置かれている。

 朝鮮国連軍は、朝鮮戦争を受けた国連安全保障理事会の決議にもとづき、五〇年七月に創設され、東京に司令部が置かれた。五七年に司令部は韓国・ソウルに移され、後方司令部が日本に設けられた。現在、オーストラリア出身の司令官を含め、米国、カナダ出身の計四人が常駐している。

 五四年には、朝鮮国連軍の日本滞在中の権利・義務や待遇を定めた地位協定も締結した。同協定に基づき、キャンプ座間(神奈川県)や横須賀海軍施設(同)、普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)など七カ所の在日米軍基地を使用できる。日米地位協定と同様に、家族らにも免税などの特権が与えられている。

 朝鮮国連軍との地位協定には、有事の際の在日米軍基地使用を巡る、日本政府との事前協議制度がないことが国会で問題視されたことがある。政府は、国連軍の中心である米軍とは、戦闘目的での基地使用が事前協議の対象になっているため、問題ないとの立場だ。 

  (大杉はるか)

 

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