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【政治】

米機護衛、既に実施 演説で首相公表 詳細明かさず

 安倍晋三首相は二十二日の施政方針演説で、安全保障関連法に基づき、自衛隊が平時から米軍の艦艇などを守る「武器等防護」を巡り、昨年五月に実施した米艦への護衛の他に、米軍機に対する護衛を、昨年に実施したと明らかにした。政府は米機への護衛の詳しい内容や、実施時期を公表していない。小野寺五典(いつのり)防衛相が近く国家安全保障会議(NSC)で、昨年一年間に実施された武器等防護の実績を報告する。首相は演説で「北朝鮮情勢が緊迫する中、自衛隊は初めて米艦艇と航空機の防護の任務に当たった」と明言した。

 政府が定めた武器等防護の運用指針は、北朝鮮による弾道ミサイルの発射警戒や、自衛隊との共同訓練を行っている米艦などを、平時や武力衝突に至らないグレーゾーン事態に警護する活動を想定。任務中に米軍への偶発的な攻撃や妨害行為があれば、自衛隊が武器を使って阻止できる。

 運用指針は、防衛相が毎年、前年に実施した警護の結果をNSCに報告することを定めているが、政府は任務中に妨害などの「特異の事象」が起きない限り、個別の活動内容については公表しない方針だ。西村康稔官房副長官は首相の演説後の記者会見で、警護の内容について「NSCへの報告後、可能な限り最大限の情報公開を行う」と話した。

 海上自衛隊は昨年五月、初の武器等防護を実施。海自最大の護衛艦「いずも」が、東京湾南の太平洋から四国沖まで米補給艦を護衛したが、報道で実施が明らかになった後も政府の公式発表はなかった。 (新開浩)

 

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