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【政治】

予算委審議 緊張感欠く 自民時間余り… 閣僚は談笑

参院予算委に出席した(左から)安倍首相、麻生財務相、茂木経済再生相=1日午後

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 二〇一七年度補正予算案を巡る衆参両院の四日間の論戦が終わった。昨年十月の衆院選後、初の予算案審議。衆院では与党の求めで慣例より与党の質問時間が増えた。論戦への注目が集まる中、自民党議員が割当時間を余らせたり、閣僚が私語を交わしたりと、緊張感を欠く場面が目立った。

 初日の一月二十九日の衆院予算委。最初に質問に立った自民の福井照氏は冒頭で、沖縄で相次ぐ米軍機事故を巡って代表質問時に内閣府副大臣(当時)が不適切なやじをしたことに触れながら、安倍晋三首相の見解はたださなかった。一時間の割り当て中、首相への質問は地球温暖化問題での「決意」だけ。「脱炭素をけん引する」との首相答弁に対し、目標数値などを深掘りすることはなかった。

 同じく自民の堀内詔子氏も首相への質問は一度。割当時間を三分以上残し質問を終えようとした。野党の指摘で話し続けても新たな質問はなし。一分ほど自身の決意を語り、切り上げた。

 三十一日の参院予算委では自民の宇都隆史氏が、首相の平昌(ピョンチャン)冬季五輪開会式への出席に関し、病気を理由に欠席するよう勧めるかのような発言をした。茂木敏充経済再生担当相が線香などの配布問題で追及されている最中に、当事者の茂木氏と、公職選挙法を所管する野田聖子総務相が談笑する姿もテレビ中継で映った。

 公明党の山口那津男代表は一日の党中央幹事会で「余計なおしゃべりをしたり、ふさわしくないやじを飛ばしたり、言語道断だ」と苦言。共産党の志位和夫委員長も記者会見で「野党の質問時間を削って一体なんてざまだ」と批判した。西村康稔官房副長官は会見で「緊張感と使命感を持って対応したい」と話した。(篠ケ瀬祐司)

 

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