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【政治】

「保活」大変 国会議員へ体験談配布

国会議員事務所で「保活」の厳しさを訴える保護者ら=1月31日、東京都千代田区の衆議院第二議員会館で

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 待機児童解消を訴える保護者グループが、子どもを保育施設に入れるための活動「保活」の体験談をインターネット上で募って小冊子にまとめ、国会議員への配布を始めた。2月末、子育て政策をテーマにしたイベントを開くことのPRを兼ねており、議員らの参加を呼びかけている。 (坂田奈央、写真も)

 小冊子を作ったのは、保活を経験した父母らの「希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会」(東京)。政府の幼児教育・保育の無償化方針に対し、待機児童解消を優先するよう求めて活動しているグループで、当事者の生の声を議員に知ってもらおうと、昨年末からSNS上で保活の体験談を募集。一月中旬までに集まった六十人分の体験談を五十ページに収録し、国会議員会館の事務所を回って秘書らに手渡している。

 タイトルは「私たちの『保活』ストーリー」。長文の投稿が多く、制度への不満、疑問や保活の厳しさが浮かび上がった。

 全員の事実確認はできていないが、連絡が取れた人のうち東京都の三児の父親は、第一子の時に認可施設が第七希望まで全て落選した。ゼロ〜一歳児は「兄弟がいる」など、抽選の倍率が有利になる加算ポイントがないと厳しいと指摘。ポイントがあった第三子でも倍率は二十九倍だったといい「議員はどう思っているのか」と投げかけた。

 都内の母親も認可は第六希望まで落選。十五施設に申し込んだ認可外のうち、一つだけ入園が認められた。秋に出産した別の都内の女性は、一年の育児休暇明けの入園を目指したが「秋に入園できるところなどなかった」。育休を半年延長して認可外に入れたが、認可に申し込むと翌年度は継続利用できない取り決めで、認可に落選すれば別の認可外を探さないといけなくなるため「二年目は何もできなかった」という。

 「めざす会」の天野妙代表は「保活の大変さは、当事者以外にはなかなか理解されない。一人ひとりのストーリーをもっと知ってもらいたい」と話し、体験談の募集を続けている。

◆26日都内でイベント

 会のイベントは26日、東京都千代田区の衆院第一議員会館で開かれる。内外の事情に詳しい専門家や現役の保育士らがパネル討論し、子育て政策を考える。資料代500円を負担すれば、一般の参加も可能。申し込みはネットで「#保育園に入りたいを本気で語ろう2018」で検索。

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