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【政治】

日韓合意後、慰安婦像や碑6カ所 欧米などに設置 焦る日本政府

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 日韓両政府が慰安婦問題の最終的解決で合意した二〇一五年十二月以降、韓国国外で新たに六カ所に朝鮮半島出身者の慰安婦像・碑が建てられたことが外務省の調査で三日までに判明した。日本側は、合意に反する動きだとして各地域で撤去へ働き掛けを強めているが、歯止めがかからない状況に焦りも広がっている。

 外務省によると、一五年末以降に設置された朝鮮半島出身の慰安婦に関する像や碑は、米国が最多で、カリフォルニア州サンフランシスコ市やニューヨーク市など四カ所。ドイツとオーストラリアがそれぞれ一カ所となっている。

 日韓合意の前には、米国八カ所とカナダ一カ所の計九カ所に慰安婦像・碑が設置されており、合わせて十五カ所で設置が確認された。このほか米国では連邦議会下院や、三州と四市の議会で設置を促すなどの慰安婦関連決議が採択された。韓国系米国人の団体が主導する動きが目立つという。

 日本政府は日系人団体と連携して、謝罪や元慰安婦に「償い金」を支給した過去の取り組みについて、地元の有力政治家らに説明。設置阻止を働き掛けてきたものの、効果が十分に出ているとは言い難い。自民党の中曽根弘文元外相は先月の党会合で「もぐらたたきのように、出てくるものをたたいても間に合わない」と話し、危機感を募らせた。

 

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