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【政治】

菅氏「米軍報告遅れ遺憾」 部品落下 再発防止を要請

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は七日の記者会見で、沖縄県の米空軍嘉手納(かでな)基地(嘉手納町など)に所属するF15戦闘機が飛行中に部品を落下させ、日本政府への連絡が六日後だったことについて「直ちに報告がなかったことは誠に遺憾だ。米側に迅速な通報と原因究明、再発防止を強く要請した」と述べ、米側の対応に不快感を示した。

 同時に「米軍機の飛行に関しては地域住民の安全確保が大前提で、事故はあってはならない。米側から得られた情報は地元自治体に適切に伝えたい」と強調した。

 小野寺五典(いつのり)防衛相は、二月二十七日の発生から六日後の今月五日に外務省経由で情報を把握したことを、防衛省で記者団に明らかにした。通常は米側から防衛省沖縄防衛局を通じて連絡があるといい、「戸惑っており、詳細を確認している。米側には安全確認を最優先するよう申し入れたい」と語った。

 一方、翁長雄志(おながたけし)知事は県庁で記者団に「点検、整備と安全管理体制の抜本的見直しを強く求める。はらわたが煮えくりかえる」と言明。事故後の対応については「問い合わせるまで連絡がなく、極めて遺憾だ」と不信感を示した。

 嘉手納基地を抱える嘉手納町の当山(とうやま)宏町長は取材に「事故のたびに再発防止を申し入れているが、繰り返される。米軍に緊張感が欠けているとしか思えない。経緯を速やかに公表してもらわないと困る」と話した。

 嘉手納町に住む行政書士福地義広さん(57)は「過重な基地負担を強いられている沖縄で、県民の生活を脅かす問題だ。許せない」と憤った。

 

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