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【政治】

森友文書 「議員開示と同じ」写し提出 財務省、書き換えに触れず

参院予算委理事会で財務省が提出した、森友学園関連の決裁文書「原本」の写し=8日午前

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 学校法人「森友学園」への国有地売却問題を巡り、財務省は八日、問題の発覚後に書き換えた疑いがあると朝日新聞が報道した決裁文書の「原本」の写しを参院予算委員会理事会に提出した。財務省は「文書の内容が既に開示しているものと同じだ」と説明。書き換えの有無や、これ以外の文書があるかは明らかにしなかった。これに民進、共産、立憲民主各党と希望の会(自由・社民)の野党は反発。八日午前の参院予算委員会を欠席した。

 提出された原本は「貸付決議書」と「売払決議書」。決裁完了日はそれぞれ、二〇一五年四月二十八日と一六年六月十四日と記載されている。それぞれPDFの電子データと紙の写しのものの二種類があり、売払決議書の紙の写しにはチェック印のような書き込みがあったが、PDFにはなかった。財務省の富山一成理財局次長は理事会で「現在、近畿財務局にある写しの全てだ」と話し、PDFについては、昨年の問題発覚後に国会議員に開示していたものだと説明した。

 八日午前に開催された森友問題を追及する野党六党のヒアリングで議員らは財務省を批判。「これ以外にも文書が存在しているのか」という議員の問いに対して、財務省の担当者は「現時点では答えられない」と答えた。

 一方、野党の一部が欠席した参院予算委で安倍晋三首相は「できるだけ早期に説明できるように財務省を挙げて、最大限努力してもらいたい。政府としても誠意をもって対応していく」と答弁。財務省の対応に関しては「捜査に対する影響を配慮しつつ国政調査権ということも重々踏まえ、調査を進めている」と述べた。野党の反発を受け、衆院議院運営委員会は八日午前の理事会で、この日午後に予定されていた本会議を流会にすることを決めた。

 財務省はこれまで書き換えの有無には言及せず、野党が反発。自民党からも批判が出て、与野党は七日「原本」の写しを八日に財務省に提示させることで合意していた。

チェックマークの入った売払決議書の写し

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