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【政治】

麻生財務相、G20を欠席 通商政策への影響も

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 麻生太郎副総理兼財務相が、森友学園に関する決裁文書改ざんへの対応を優先するため、二十カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議への出席を断念することが十五日、決まった。麻生氏は財務省を率いるだけでなく、日米経済対話の日本側トップも務めるなど安倍政権の経済政策の要。森友問題で求心力が低下すれば、政策運営が停滞する恐れがある。

 G20財務相会合は十九、二十の両日、アルゼンチンで開かれる。鉄鋼の輸入制限など米国の保護主義的な通商政策を巡って各国が意見を交わすほか、マネーロンダリング(資金洗浄)が懸念される仮想通貨への国際的な規制も焦点となる。

 麻生氏は副総理を務める上、G20各国の中でも財務相の在任期間が長い。議論を主導することが期待されていたが、欠席となり「国際的な発信力低下は間違いない」(財務省幹部)。二国間会談の参加もかなわず、米国に日本を輸入制限の適用除外とするよう直接働き掛ける機会も逸した。

 日米両政府が貿易やインフラ投資など経済分野を包括的に議論する経済対話への影響も懸念される。安倍晋三首相は麻生氏を続投させる方針だが、麻生氏の監督責任を問う声は強まっている。仮に進退問題に発展するようだと、日本側として体制の再構築を迫られる。

 

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