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【政治】

「原本ない」一転「残っていた」 財務省「昭恵氏」削除の文書

 森友学園を巡る決裁文書の改ざん問題で、財務省の太田充理財局長は十五日の参院財政金融委員会で、改ざん前の文書の一部を省内で保存していたことを明らかにした。財務省は十二日に改ざん前の文書を公表するまで「大阪地検に提出して、原本はない」と説明していたが、実際には改ざん前の「原本」が本省にも残っていたことになる。

 保存していたのは二〇一七年二月下旬から四月に改ざんした十四件のうち、安倍晋三首相の妻昭恵氏や政治家の名前を削除した文書一件。電子決裁文書を省内で一元的に管理するシステムの中に残っていたという。太田氏は「書き換え後に上書き保存されず、履歴をたどって確認できることになっていた。調査の過程でその(システムの)ことを知り得た」と釈明。質問した公明党の里見隆治氏は「調査で明らかになったとは信じ難い」と述べ、財務省の説明に疑念を示した。

 また、十五日午前の参院予算委では日本維新の会の浅田均氏への答弁で、近畿財務局が決裁した改ざん前の文書の一部を職員が個人的な「手控え」としてパソコンの中に保管していたことも明らかにした。

 太田氏の説明では、本省や近畿財務局に残っていた改ざん前の文書は、朝日新聞の報道を受けた職員への聞き取り調査で所在を確認。十日に大阪地検に写しの提供を受けて最終確認をした上で、十一日に麻生太郎財務相に報告したという。 (矢野修平)

 

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