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【政治】

「残業代ゼロ」絶対阻止 過労死遺族ら国会内で集会

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 政府が今国会への提出を目指す「働き方」関連法案に反対する集会が十六日、国会内で開かれた=写真。収入が高い一部専門職を労働時間規制から外す高度プロフェッショナル(残業代ゼロ)制度の創設について「働く人の命と健康を危険にさらす」として、過労死遺族、弁護士、専門家らが撤回すべきだと訴えた。

 集会は日本労働弁護団が主催し、約二百人が参加。過労死したNHK記者佐戸未和さん=当時(31)=の母恵美子さん(68)は「かけがえのないわが子に先立たれるのはこの世のあらゆる苦しみの中の一番の地獄。私たちと同じ苦しみを背負う人が二度と現れないよう、働く人の命と健康を守る制度と法律を作ってほしい」と求めた。

 渡辺しのぶさん(56)は、大手電機メーカーのエンジニアとして働いていた夫が過労死した後、会社側は「ご主人は裁量労働制で、いくら働いても残業時間にはならないし、労働時間管理もしていない」と言ったという。渡辺さんは「その後、過労死防止対策推進法が策定され、これで夫のような働き方をする人が出ない社会になると思っていた」と強調。残業代ゼロ制度について「働き方が逆戻りする。絶対阻止しなければならない」と話した。

 棗(なつめ)一郎労働弁護団幹事長は、残業代ゼロ制度と裁量労働制の対象拡大について「労働時間規制を破壊する。過労死促進法と批判され、危険極まりない」と撤回を求めた。 (上坂修子)

 

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