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【政治】

いい土地発言「確かにあった」 接見 籠池被告、首相とズレ

 学校法人「森友学園」に格安で国有地が売却された問題を巡り、野党三党の衆院議員が二十三日、前理事長の籠池泰典(かごいけやすのり)被告=詐欺罪などで起訴=と大阪拘置所(大阪市都島区)で接見した。接見した議員によると、籠池被告は国有地に関する決裁文書から削除された安倍晋三首相の妻昭恵氏の「いい土地ですから、前に進めてください」との発言について「確かにあった。間違いない」などと証言した。籠池被告の主張は、首相の国会答弁と食い違うため、野党三党は昭恵氏の証人喚問が必要だと強調した。 (山口哲人)

 接見したのは、希望の党の今井雅人、立憲民主党の川内博史、共産党の宮本岳志の三氏。籠池被告の証言によると、昭恵氏が二〇一四年四月二十五日、小学校建設予定地を訪れた際「いい田んぼになりそうですね」という感想を漏らし、小学校建設予定地だと知らされると、「いい土地ですから、前に進めてください」と語った。その後、籠池被告は財務省と進めた国有地の貸し付けや売却に関するやりとりは、昭恵氏や昭恵氏付の政府職員だった谷査恵子氏に電話などで「逐一報告していた」と説明。小学校の棟上げ式にも「昭恵氏から『必ず行く』と言われていた」と明かした。

 これを受け、今井氏は「首相夫人はかなり(国有地に関する)取引をご存じだったという印象を受けた」と指摘。首相が今月十四日の参院予算委員会で「妻に確認し、そのようなことは言っていない」と答弁し、一貫して自身と昭恵氏の関与を否定していることを踏まえ、「籠池氏の話したことが事実か分からないので、昭恵夫人に話を聞かなければならない」と述べた。

 野党側は小学校の名誉校長に就任していた昭恵氏の存在が八億円も値引きした国有地売却と財務省による決裁文書改ざんにつながったとみている。森友学園に国有地が売却された当時、財務省理財局長だった佐川宣寿(のぶひさ)前国税庁長官の証人喚問が二十七日に行われる。

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