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【政治】

日報隠蔽「第三者調査は不要」 防衛相、野党の要求拒否

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 小野寺五典(いつのり)防衛相は五日の参院外交防衛委員会で、陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題に関し、第三者による調査は必要ないとの考えを示した。省内で調査チームを立ち上げたことを理由に「シビリアンコントロール(文民統制)の中で、しっかり事実を明らかにする過程を進めている」と強調した。民進党の牧山弘恵氏は「内輪の調査では国民を納得させる信ぴょう性に欠ける」として第三者による調査を求めた。 (新開浩)

 日報は、昨年三月末に南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題に関する特別防衛監察の過程で、陸自研究本部で発見されたが、当時の稲田朋美防衛相に報告されていなかった。小野寺氏は「大きな問題であり、大変遺憾だ」と述べた。隠蔽に当たるかどうかについては、大野敬太郎防衛政務官をトップとする調査チームで厳密に調べた上で国会に報告すると約束した。

 野党側が第三者による調査を求めるのは、防衛省の対応に根深い不信感があるからだ。日報の隠蔽は、南スーダンPKOに続いて二度目。さらに、小野寺氏は二日、イラク派遣日報を今年一月までに確認し、自身が報告を受けたのは三月末だったと説明したが、わずか二日後、日報の存在は一年前に確認されていたことを明かした。

 また、陸自国際活動教育隊が南スーダン、ゴラン高原、ハイチでのPKOなど計六種類の日報を保管していたことも次々と判明している。昨年二月に野党議員が一覧表を提出するよう要求したが、防衛省は回答していなかった。

 日報隠蔽問題に関し、河村建夫元官房長官は自民党二階派の会合で「一般からみると内部の人が調査できるのかという声もある。外部の声をしっかり聞く必要がある」と指摘した。

 

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