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【政治】

南スーダン日報 1年分また発見 防衛省情報本部が保管

 小野寺五典(いつのり)防衛相は九日の参院決算委員会で、自衛隊イラク派遣部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題に関する防衛省内の調査により、新たに同省情報本部で南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報計約一年分が保管されていたことを明らかにした。見つかった日報には、南スーダンの首都ジュバで大規模な衝突が発生し「戦闘が生起」と記された二〇一六年七月分も含まれる。

 一六年七月の日報は、同年秋に情報公開請求が行われた資料。防衛省は当初、陸上自衛隊が廃棄したとして不開示としたが、その後に開示。最終的に陸自などによる隠蔽が認定された。

 小野寺氏は「当時の請求に不適切な対応があった」と陳謝した。イラクの日報に関する省内調査の結果を二十日までに報告させる方針も示した。

 同省によると、日報は小野寺氏が今月七日に調査を指示し、情報本部が九日までに発見。期間は一二年七月〜一七年五月で、日数の合計が約一年分に上るとみられる。昨年七月にまとめた隠蔽の再発防止策で、各部署が保管する日報を統合幕僚監部で一元管理する方針を決めたが、十分な調査を行わなかったという。

 安倍晋三首相は同委で、イラクの日報隠蔽について「シビリアンコントロール(文民統制)に関わりかねない重大な問題で極めて遺憾。自衛隊の最高指揮官、行政府の長として、国民に深くおわび申し上げたい」と陳謝した。 (新開浩)

 

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