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【政治】

イラク日報 課長「独断で報告せず」 参院委で答弁 先月7日に把握

 参院外交防衛委員会は十二日、陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題を審議した。内部部局で国会対応を担当する三原祐和文書課長は日報が存在すると三月七日ごろに知りながら、直属の上司である高橋憲一官房長に同二十九日まで報告しなかったとし、その過程で「他の人に相談したことはない」と述べた。小野寺五典防衛相に伝わったのは三月三十一日だった。

 防衛省制服組トップの河野克俊統合幕僚長は記者会見で、イラクや南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報が次々と見つかっている現状を、統幕が進めている日報の一元管理が徹底されていなかったためだとし「反省しなければいけない」と陳謝。「(一元管理の)意味するところは何かと再度徹底する必要があった」と述べた。

 山崎幸二陸上幕僚長は新たにイラク日報が陸幕で見つかったことを謝罪し「調査に協力して真相解明を図り信頼回復に全力を尽くす」と話した。

 参院外交防衛委で民進党の小西洋之氏は、三原氏が上司に報告しなかったはずはないとして「組織的隠蔽だ」と追及したが、三原氏は否定。小野寺氏は「第一報すべきだと厳しく指導した」と述べるにとどめた。

 午後の衆院安全保障委員会でも日報問題が審議され野党側は陸自で見つかった経緯をただしたが、防衛省側は「調査中」を理由に回答を拒む場面が目立った。

 今月二日に初めてイラクの日報が存在することが明らかになり、昨年三〜七月に特別防衛監察を実施した南スーダンPKOの日報も含めて続々と発見されている。小野寺氏は今月七日、日報の有無を調べ二十日までに回答するよう、省内の全部署に指示している。

 防衛省は当初、三原氏に報告があったのは三月五日としていたが、その後、修正した。

 

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