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【政治】

日米、要求拒否確認へ 北朝鮮の非核化「段階的措置」 首脳会談

 安倍晋三首相は、十七〜二十日の訪米で予定するトランプ米大統領との会談で、朝鮮半島の非核化は「段階的で歩調を合わせた措置」が必要だとする北朝鮮の要求について、拒否すべきだとの認識を確認する方向で調整に入った。「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」実現のため、まずは核関連施設の無能力化と、国際原子力機関(IAEA)による査察の無条件受け入れを求めることでも一致する見通し。複数の日米関係筋が十四日、明らかにした。

 首相は拉致問題を米朝首脳会談で取り上げるようトランプ氏に働き掛ける方針。トランプ氏も拉致など人権問題を重視しており、日米で足並みをそろえる構えだ。

 非核化の段階的措置については、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が三月二十六日、中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席との会談で言及した。関係国には、制裁解除や経済支援など見返りのない非核化には応じない姿勢を示したと認識されている。日米両政府は、過去に同様の方式で失敗した教訓を踏まえ、段階的に見返りを与えていてはCVIDの早期実現はできないと判断した。

 首相はトランプ氏との会談で、こうした考えを日米韓三カ国の基本方針とし、六月上旬までの開催が見込まれる米朝首脳会談で、トランプ氏から正恩氏に提起するよう要請するとみられる。

 ただ北朝鮮と日米の立場との隔たりは大きいとみられ、従来の「行動対行動」の原則に基づかない形で、北朝鮮から大幅な譲歩を引き出せるかは見通せない。

 

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