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【政治】

防衛相、3佐暴言謝罪 「擁護しない 厳正に対処」

参院外交防衛委で答弁する小野寺防衛相=19日午前、国会で

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 小野寺五典防衛相は十九日の参院外交防衛委員会で、防衛省統合幕僚監部の三等空佐が民進党の小西洋之参院議員に暴言を吐いた問題について「小西議員に大変不快な思いをさせた。あらためておわびしたい」と謝罪した。その上で「あってはならないことで、事実関係を調査し厳正に対処したい。発言を擁護するつもりはない」と述べた。

 シビリアンコントロール(文民統制)の在り方や、自衛隊法に抵触する可能性も指摘されており、小野寺氏は早期の幕引きを図ったとみられる。

 野党は防衛省が公表した陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報の内容を踏まえ、憲法九条との整合性もただした。

 小野寺氏は十七日に「(統幕三佐は)若い隊員で国民の一人でもあるので、当然思うことはあるだろう」と発言。自衛官を擁護したとする野党の批判を踏まえ、外防委で「内心の自由は認められているが、言動には気を付けないといけない。不適切な発言は認められないと考えている」などと釈明した。自民党の猪口邦子氏への答弁。

 小西氏は十六日夜、参院議員会館近くの路上で、統幕三佐から「おまえは国民の敵だ」などと罵声を浴びたとされる。自衛隊法では隊員に品位を保つ義務を課し、政治的行為を制限している。

 外防委に先立つ野党合同会合で、小西氏は首相公邸を襲った戦前の五・一五事件、二・二六事件を引き合いに「国会議員に『国民の敵だ』と言ってはならない。日本の文民統制、民主主義に関する問題だ」と批判。防衛省の担当者は「不適切な発言だった」と謝罪した。

 一方、十六日に公表された陸自日報には「戦闘」との表記が複数あり、野党が「活動は『非戦闘地域』に限る」とした政府方針との矛盾を追及。

 イラク復興業務支援隊の初代隊長として現地で活動した佐藤正久外務副大臣は「戦闘という言葉は、憲法や法律の議論を外れた一般的に使われた言葉だ」と説明。「国際紛争の一環としての殺傷などの戦闘行為は行われておらず、非戦闘地域で活動していたと認識している」と強調した。民進党の藤田幸久氏への答弁。

 

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