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【政治】

柳瀬氏の面会「問題ない」 衆院委 首相「報告も受けず」

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 安倍晋三首相は十四日午前の衆院予算委員会で、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設に関し、柳瀬唯夫・元首相秘書官が学園関係者と面会していたことについて、国家戦略特区の議論に影響を与えていないとして「問題ないと考えている」と語った。自身への報告も否定し「(秘書官が)報告してくるのは、私が何らか判断する必要がある時だ。国家の重大事でもない限り、途中段階で説明を受けることはほとんどない」と主張した。

 柳瀬氏は先の衆参両院予算委に参考人として出席し、二〇一五年四月前後に計三回、加計学園関係者と面会していたことを認め、そのうち一回は愛媛県や同県今治市職員が同席していた可能性にも言及した。

 首相は柳瀬氏の在任中、国家戦略特区諮問会議の開催などに先だって「獣医学部新設を含む規制改革項目の全体像について説明を受けたと思うが、今治市や加計学園などといった個別具体的な話は全くない」と強調した。

 梶山弘志地方創生担当相は、国家戦略特区を担当する内閣府職員が一五年八月に今治市などを訪れた際、加計学園側の車を利用したとされることについて、法令に抵触するか確認中だと説明。その上で「民間業者との関係は公務の疑いを招く結果とならないよう、常日頃から慎重に対応することが必要だ」と述べた。

 首相は北朝鮮による日本人拉致問題を巡って「最終的には日朝で話し合わないと完全に解決できない」と指摘。一方で「日朝首脳会談は拉致問題の解決につながるものでないといけない」と北朝鮮の出方を見極める考えを示した。

 来月十二日にシンガポールで行われる米朝首脳会談の後、トランプ大統領から「直接話を聞きたい。どのような形かは今後調整したい」と首脳会談も含め説明を受ける方針を説明した。

 野党は十四日朝の衆院予算委理事会で、柳瀬氏との面会記録を公表した愛媛県の中村時広知事らの国会招致を要求した。与党は拒否した。中村氏は県職員が首相官邸で柳瀬氏と面会し、メインテーブルに座って説明したなどと、柳瀬氏と異なる主張をしている。

 

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