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【政治】

北非核化へ行動要求 島サミット閉幕 首相「圧力維持」

 安倍晋三首相は十九日、福島県いわき市で開かれた第八回「太平洋・島サミット」首脳会合の基調演説で、島しょ国の海上保安能力向上への支援を表明した。洋上で物資を積み替える「瀬取り」を繰り返す北朝鮮の制裁逃れを念頭に、監視を強化する狙い。会合では北朝鮮問題を主要議題とし、朝鮮半島の完全な非核化に向け、北朝鮮に国連安全保障理事会での制裁決議の完全履行を含む具体的な行動を求める首脳宣言を採択して閉幕した。

 首相は共同記者発表で「地域が多様な課題に直面する中、絆を確認し、一層協力するとの方向で一致した」と説明。北朝鮮に関し「制裁回避への対応を含め、圧力維持を確認した」と語った。

 首脳宣言では、瀬取りを含む北朝鮮の制裁逃れに深刻な懸念を表明。全ての弾道ミサイルと大量破壊兵器の「完全かつ検証可能で不可逆的な」廃棄と、拉致問題の即時解決の重要性も強調した。宣言で北朝鮮問題に言及したのは初めて。

 法の支配に基づく海洋秩序の重要性も挙げ、首相が掲げる「自由で開かれたインド太平洋戦略」を歓迎した。首相は演説で「海の秩序に法の支配を打ち立てる。海を守る能力向上に日本は助力を惜しまない」と訴えた。太平洋とインド洋は一体で「機会と可能性は共存する」とした。

 首脳会合には、十六の太平洋島しょ国・地域と、日本、オーストラリア、ニュージーランドの計十九カ国・地域の首脳らが参加した。

 

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