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【政治】

「森友」沈黙守る昭恵氏 昨年3月、FBで考え表明

 「森友学園」に国有地が格安で売却された問題で、財務省が隠ぺいした交渉記録に学園との関わりなどが記されていた安倍晋三首相の妻昭恵氏。野党は真相究明には昭恵氏から説明を聞く必要があるとして、国会への証人喚問を求めているが、与党の反対で実現していない。昭恵氏は一年以上前、一度だけ自身のフェイスブック(FB)で考えを表明したが、その後は沈黙を続けている。 (金杉貴雄)

 昭恵氏が森友問題で考えを表明したのは二〇一七年三月二十三日。国会の証人喚問で、籠池泰典理事長(当時)が昭恵氏から百万円の寄付を手渡された、と証言したことについて反論した。「百万円の寄付金を渡したことはない」

 さらに昭恵氏は、籠池氏が国有地の取引を巡り、優遇措置を受けられないか昭恵氏に頼んだところ、夫人付き職員が財務省に照会してくれた−などと証言した内容についても否定。「何度か短いメッセージを(携帯電話の留守電に)いただいた記憶はあるが、具体的な内容は全く聞いていない」と書き込んだ。

 しかし、交渉記録には夫人付き職員が財務省に「学園から首相夫人に照会があった」と伝えたと記されていた。さらに、財務省が「首相夫人が名誉顧問に就任した開校予定の小学校から問い合わせ」と記録し、国有地取引が「昭恵氏案件」と意識していた様子が明らかになっている。

 首相は国会で「妻がどのように関わっていたかは、私も妻から全て聞いているので、私がここで責任を持って答弁している」として、昭恵氏の国会招致は必要ないと繰り返している。しかし、野党側は「夫と妻は別人格で、代わって話せることではない」と反論。与党内にも「昭恵氏自身による何らかの説明は必要」との声がくすぶっている。 

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