東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 政治 > 紙面から > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【政治】

新潟知事に与党系花角氏 野党共闘候補を破る

 新潟県の米山隆一前知事の辞職に伴う県知事選は十日投開票され、無所属新人の前海上保安庁次長花角英世(はなずみひでよ)氏(60)=自民、公明支持=が、元県議池田千賀子氏(57)=立民、国民、共産、自由、社民推薦=ら無所属二新人を破り、初当選した。森友、加計(かけ)学園問題など相次ぐ安倍政権の不祥事に関する影響をかわし野党共闘に勝利した。

 与野党ともに知事選を来夏の参院選の前哨戦と位置付けていただけに、安倍晋三首相は知事選の結果を追い風に終盤国会を含む政権運営に全力を挙げる構え。九月の自民党総裁選三選や来年の統一地方選に向けても弾みとなりそうだ。野党は共闘を成果につなげられず、参院選に向けた選挙協力に影を落とす結果となった。

 花角氏は池田氏に約三万七千票差をつけて激戦を制した。投票率は58・25%で、前回知事選を5・20ポイント上回った。東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を巡る対応も争点だったが、花角、池田両氏とも前知事が進めた安全性の検証を継続するとして再稼働に慎重な姿勢を示し、立場の違いは明確にならなかった。

 花角氏は新潟市で報道陣に原発再稼働の是非について「県独自の検証をしっかりやった上でリーダーとして判断したい」と述べた。一夜明けた十一日、安全性検証に要する期間について今後二〜三年間との認識を示した。

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は十一日の記者会見で、再稼働に関し花角氏の意向を踏まえ、県民理解を重視する考えを示した。

 森友学園を巡る財務省の文書改ざん問題が三月に発覚して以降、与野党による事実上の一騎打ちの構図となった初の大型選挙。

 花角氏は国土交通省の幹部職員を務め、新潟県副知事も歴任した行政手腕を強調。特定の政治勢力によらない「県民党」を掲げ、幅広い支持を取り込んだ。与党は企業や支援団体を中心に組織票固めを徹底した。

◇新潟知事選確定得票

当 546,670 花角英世 無新 =自公

  509,568 池田千賀子 無新 =立国共由社

  45,628 安中聡 無新

   ◇

花角英世(はなずみひでよ) 60 <1>

(元)海上保安庁次長・副知事・国土交通省課長▽東大         

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報